2020.09.20
『そうだ❗️京都に行こう』竹林を抜けて北嵯峨直指庵
京都北嵯峨に直指庵と言う静かな庵がある。
そこは嵯峨野の竹林を歩くと現れる静寂を絵に描いたような小さな佇まいである。
昭和の頃に『タンポポ』が『京都嵯峨野の直指庵』と歌うフレーズで有名になり若い女性がこぞって訪れたものである。
その頃は竹林の小径も多くのひとで賑わい静寂を求めて行くとかなりガッカリした記憶がある。
近隣の化野念仏寺、落柿舎も同じように人集りだった。
それでも庵に座って庭を眺めると不思議とこころ落ち着く奇妙な空間でもあった。
元は江戸時代初期に臨済宗の庵だったが、幕末に浄土宗となり再興され、地元の教育の場となった。
そんな記憶が残っている(学生時代を京都で過ごしたもので、、)。
旅のノートなるものが備え付けられて旅の思い出、恋の悩み、こころ疲れた記など他人のプライバシーを垣間見る短編小説のようでちょっと読むだけでも楽しかった。
実際、このノートをもとに幾つかの短編ドラマが作成されたと聞く。
これからの季節是非とももう一度訪れてたい場所である。
by影BOSS